2023/05/08 15:45
寝違いとは、睡眠中に首や肩の筋肉や靭帯に負担がかかり、炎症を起こして痛みを感じることです。寝違いは誰でも経験することがありますが、放置しておくと慢性的な肩こりや頭痛の原因になることもあります。そこで、この記事では寝違いの直し方について紹介します。
寝違いの直し方は、以下の3つのステップに分けられます。
1. 痛みを和らげる
2. 炎症を抑える
3. 筋肉をほぐす
まず、痛みを和らげる方法としては、冷やすか温めるかのどちらかを選びます。一般的には、寝違いした直後は冷やすのが効果的です。冷やすことで血管が収縮し、炎症が広がるのを防ぎます。氷嚢や保冷剤などをタオルでくるんで、痛む部分に10分程度当てます。ただし、冷やしすぎると筋肉が硬くなってしまうので注意してください。
一方、寝違いから時間が経って痛みが落ち着いた場合は、温めるのがおすすめです。温めることで血流が促進され、筋肉の緊張がほぐれます。湿布やカイロなどを使って、痛む部分を温めます。また、入浴することも効果的ですが、長湯は避けてください。
次に、炎症を抑える方法としては、薬やツボを利用します。市販の消炎鎮痛剤や湿布薬などを使用すると、炎症を抑えて痛みを軽減することができます。ただし、薬には副作用もあるので、用法用量を守ってください。また、アレルギーや持病などがある場合は医師に相談してください。
ツボを刺激することも、寝違いの治し方の一つです。首や肩に効くツボはたくさんありますが、代表的なものとしては「天宗(てんそう)」や「風池(ふうち)」などが挙げられます。「天宗」は肩甲骨の中央付近、「風池」は首の後ろ側のくぼみにあります。これらのツボを指圧すると、血行が良くなり、筋肉のコリや炎症が改善されます。